予想外の転身……
約2年前、まだ4コマ誌4コマの歴史とか掘り下げてみようかという気力があった頃
こんな下品なエントリーを書いたことがある。
http://d.hatena.ne.jp/kowyoshi/20070901/1188648486
児ポ規制とかでU-15の世界にも空っ風が吹いているようだなあと思いながらも
すっかり、笑太郎先生のことは忘れていたのだが……。
渡辺電機(株)先生のブログを久しぶりに見たら、
少なくとも自分にとっては予想外というか斜め上の転身をしていました。
Show Studio
http://www.show-studio.jp/index.php
まさか、彫り師になるなんて思いませんでした。
プロフィールを見ていると、うちが以前ネタに(失礼)したときにはもう、彫り師の修業をしていたようですが……。
WEBスナイパーさんとか、ここは一つ取材に行ってみてはどうかと。
渡辺電機(株)先生、勝手にネタ拾ってすいませんでした。
完敗、そして乾杯!
最近、WEBスナイパーのシルバーウィーク特集とかで
やたらと4コマ漫画関連のエントリーがあがっていた。
永山薫
http://sniper.jp/300special_issue/3005four_frame_cartoon/post_1624.php
新聞4コマからいしい・植田の時代を経て4コマ専門誌やサブカル向け、萌えへとざっくり語っているが
(新聞4コマを語る人はネットの4コマレビュアーではあまりいないので、この切り口はいいとは思う)
自分の経験だよりなので一部に事実誤認があるし
(いしいひさいちが植田まさしのあとに台頭してきたように受け取れる書き方はどうだろう。逆だろ、JK)
あと、どうしてもサブカル者にありがちな「濃いもの至上主義」が鼻につく。
昔、唐沢俊一が熊田ぷう助を紹介するとき、4コマ誌4コマのぬるさをDISったあとに熊田を持ち上げるというのがあったが
それに近い嫌らしさを感じるのは、自分が4コマ誌おたくだからだと思いたい。
まあ、永山薫のスタンスって、元からこんなんだというのもあるだろうが。
専門外が外野から語るって、どうしてもこのレベルだよねえというのもあるし。
泉信行
http://sniper.jp/300special_issue/3005four_frame_cartoon/post_1627.php
昔の東浩紀が自分の見た範囲内だけでおたく全般を史観的に評論していたときに感じた、虫唾の走りっぷりを久しぶりに実感。
もしくは、プロレスに大して興味もないのに語りたがるサブカルな評論家に対して虫唾が走るような気持ち。
ファミリー向け4コマ誌の一般的な読まれ方とか分かっていれば、こうはならないだろうという例としか言いようがない。
漫画の表現論に関しては、自分なんかより鋭い見方をする人なのかもしれないが
正直「あ、この人は4コマ誌をまともに読んでいないな」と感じたのは確か。
ここで正直、WEBスナイパーに失望しかけていた。*1
四コマ漫画の巨匠・植田まさしを読み解く! 来るべき植田まさし批評のために 文=ばるぼら
http://sniper.jp/300special_issue/3005four_frame_cartoon/post_1631.php
ところが、これには完敗した。
もしかしたら同人誌やブログとかに、もっと深く掘り下げたものがあるかもしれないが
植田まさし論については最強といってもいいかもしれない。読みやすさを含めて。
何が感服したって、徹底的に一次資料を掘り下げているということ(ここ重要)。
特に、デビュー作の原典を見つけてそれを紹介しているところにはかなりの衝撃を受けた。
これは、ぐぐって流し読みしてちょろちょろと書き流すレベルではない。
まさに「研究」。
さらに、植田まさしの漫画表現の変化からネタ出し論までの読み解きについてもほぼ完璧といっていいだろう。
それも、過去のインタビューを中心とした一次資料があってこそ。
ばるぼら氏本人は
『植田まさし大全』の発刊時期は未定であるので、くれぐれも入手方法を問い合わせたりはしないでほしい。また植田まさしについての質問には一切答えないので、くれぐれも問い合わせないでほしい。そう、これをきっかけに新たな第一歩を踏み出すのは、あなたなのだから!(ドーン)
と書いているが、マジで「植田まさし大全」を出して欲しいというか
芳文社か竹書房は、氏に「きちんと一冊の本にしましょう」とオファーすべき。かりあげ君の双葉社でもいいけど。
あーもう、なんていうか語りたがりの脳内評論家な4コマおたくとして、完全に負けたというかなんというか。
でも、負けたのが妙に嬉しいというか。
唐沢俊一がその昔、とりみきが出した吹き替え声優本のことを「自分がやりたかった仕事」とほめていたが
まさにそういう気持ち。いや、それだけの技量も一次資料の蓄積も整理も自分にはないので、やれと言われてもどうしようもないが。
とにかくもうやられた!(快感的な意味で)
食べ放題
昔ほどではないが、食べ放題という言葉に弱いのでちょいちょいと食べに行く。
最近は、行くとしたら中華の食べ放題が多い。
とらのあな池袋店の向かいとか、そこよりもちっとサンシャイン通り寄りのところとか。
中華の場合、こってりとはしているけれど、それなりに味や料理にバラエティがあって
おかわり2〜3回くらいなら飽きずに済ませられる。
焼肉やしゃぶしゃぶもなんとかなる。
飽きそうに見えて肉の部位やモツ、タレや野菜類などで目先を変えられたりする。
逆に、あまりいかなくなったのがピザ食べ放題とかカレー食べ放題。
カレーにしてもピザにしても、最初はするすると口に入るんだよね。
でも具は色々と変えることは出来るけれど、ピザならチーズとピザソースが。
カレーはとにかくスパイスが食味を全部支配してしまい、飽きやすい。
タマゴとか野菜とかマトンとかチキンとかあっても、カレーはカレー。
これは自分だけかもしれないが。まあ口直しにサラダとかフルーツもあるけどキビシイ。
シェフ自慢の味でも、自分みたいな人間にはそろそろキツい。
フルーツやスイーツのバイキングもキビしいんだけど、
ああいうのって意外とカレーとかでリセットできたりするのよね。
それでもキビしいときはキビしい。
でまあ……似たようなことを、とあるジャンルで思ってしまったわけです。
なんのことやら分からない人は分からなくていいや。
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*1:追記
なぜか8月11日をきっかけに、WJプロレスはどうして潰れたかという
そんなことも脳裏にやたらと浮かぶ。
カルガモ観察日記
ポヨポヨ観察日記の限定版がどこも売っていなくて
「ああ、本当に完売なのかな」と思う今日この頃。
そんな佐藤ポヨさんが狩りそうな鳥を最近よく観察している。
その鳥とはカルガモ。
アパートの近くの川が、ちょうどいい営巣地になっているのか
毎年このシーズンになるとカルガモのヒナと親ガモをよく見かける。
そんな中、あるカルヒナの群れを発見。
(後にバッサリと人の手で刈られる)草の間に隠れているが、カルガモのヒナ。カルヒナがいる。
護岸工事+深い浚渫で人間や犬(まあ野犬はこの辺だとほとんどいないが)は入りづらく
コイやバス、ライギョやカメに襲われにくい環境。
でも、カラスやネコは来る可能性が高い。
そしてなにより、増水による脱落が……。
近所の川は雨ですぐ増水するのだ。
それからしばらく経ち、また川を覗くと、少し大きくなったカルヒナを発見。
ヒナの数から見て、前に発見した群れかもしれない。
手のひらサイズのヒナから、小鳥っぽくなってきた。
だが、しばらくするとそのカルヒナ艦隊は近所から姿を消した。
というか、観察範囲以内から姿を消した。
そうこうしているうちにまた何日も経ち、ある日の夕暮れというか日が沈む直前、
飽きることなく川を眺めていると、他のカルガモたちとは数の規模が違う一群を発見。
普段、大人のカルガモはせいぜい2、3羽くらいでしかつるまないのに10羽近くいる。
慌ててカメラを取りに自宅へ戻って写真に撮ってみたが、こんなのしか撮れなかった。
やや小さく、それでいてもうヒナとは言い難い姿のカルガモ。
多分、自分の前から姿を消したカルヒナ艦隊だろう。
またまた日にちは過ぎる。カルヒナ観察はほぼ日課見たくなっているが、夜に見つけた艦隊は見あたらない。
もっと上流に引っ越しているのかも……という、当たり前のことに気づいたのはつい最近。
外出ついでに某小学校沿いに川をさかのぼってみた。
……いた。もうどう見てもヒナではなく、若鳥とでも言うべきカルガモの集団。
でも、それぞれバラバラではなく、親鳥のあとにピッタリと付いてゆく。
間違いない、前に見つけたカルヒナ艦隊……いや、若カル艦隊だ。
体格が少し小さく、羽根がまだ少し黒っぽいところくらいが親との区別。
正直、ここまで沢山のヒナを大きく育て上げたカルガモのお母さんには敬意を表する。
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三沢光晴
人間、いつかは死ぬ。
それは頭では理解しているつもり。
信じられない形で人は死ぬ。
分かっているつもり。
去年の秋、父親が死んだ。
呆然とした。
そして6月13日、三沢光晴が死んだ。リングの上で。
もう、なにがなんだか分からない。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090614k0000m040087000c.html
全部ホンネの笑える話が休刊
さかもとみゆき先生のブログで休刊を知る。
http://sangosan.exblog.jp/11089772/
ちなみに自分が定期購読していた、唯一の実話投稿4コマ誌でした。
ああ、お伝えするのに胃が痛いです。残念ながら最終号です。
すごいすごい好きな作家さんがいっぱいの雑誌で描けて幸せでした。
可愛いおんにゃのこや、面白い漫画に囲まれて、幸せでした。
本愉や本笑といった、既存の人気実話投稿4コマ誌と差別化する意図があったのか
創刊当初から、一般の4コマ誌で活躍していた漫画家さんや
4コマ誌ではほとんど見かけない漫画家さんとか集めていて、
実話投稿4コマ誌の下世話さについていけないナイーブな4コマおたくでも安心して読める
そんな雑誌だったような気がする。あくまで自分個人の考えだけど>全部ホンネの笑える話。
重野なおきの育児4コマなんて、ここと竹書房のすくすくパラダイスでしか読めなかったし。
榎本俊二のカリスマ育児なんて、まさにこの雑誌ならではの名企画だったりしたわけで。
最近は、他社の実話投稿4コマ誌のように、エロい話もかなり載るようになっていたが
それでも、どこか品があるような感じはしていた。
*1
でも休刊。やはり、とことん下世話なくらいでないと、この世界では生き残れないのか。
*2そういえば、男性向け少女漫画誌というニッチなジャンルの世界でも
最近すっかり下世話な漫画の増えたコミックハイ!はまだ生き残っていて、コミックエールは休刊してしまった。
*3
自分を含めてナイーブさんたちは理屈バカのくせに金払いは悪いのが多いので(最悪の偏見)、
これもしゃーないかと思ったりもするのだが……激辛料理ばかり食っていたら
舌がバカになってしまうよなあと、少し寂しい気持ちにもなっている。
惜しいよなあ。
まあ結果論をぐちぐち言ってもしょうがないのだが。
追記:本愉、本笑は生き残り、ホンネは死亡。コンビニ流通の差とかあったのかなあ。
ここ数号は、めぼしいコンビニではみかけず、ずっと書店で買っていた。
少なくとも、近所のファミマ、7−11、ミニストップ、サンクスでは。
大衆誌の場合、コンビニ切られるとデスロードみたいな話はあちこちで聞いたなあ。
榎本俊二のカリスマ育児 (akita essay collection)
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全部ホンネの笑える話 私の痛タタ恥ずかし病院体験 (秋田トップコミックスW)
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今年のファイナル
日本製紙クレインズが、SEIBUプリンスラビッツを破る。
新横浜ではシュートアウトで沈んだゴーリーの石川も
この日は神が降りていた。
廃部の決まったチームは、ファイナルに進出しても力尽きるという
雪印や西武鉄道が通った道を歩んだか。
よりによって、上の2チームに引導を渡したラビッツが。
(SEIBUの前身はコクドです)
来シーズン、東伏見でアジアリーグアイスホッケーは観られるのだろうか。