言い逃げしようとしては誰かに叱られる日記inはてなブログ

旧はてなダイアリーからのインポートです。こちらの更新はあまりないとは思います。

面白漫画倶楽部2を見てきた

前回はなんかやたらと裸体率が高かったそうですが、今回も掴みが包茎手術の宣伝漫画。
(続けて女性向け整形手術宣伝漫画) といきなり下ネタ。
しかし、それがこのイベントのおもしろさ。

まずはヒライ&スーパーログの2人による、小池一夫エレクチオン特集。
もう具体的な内容はすでに忘れつつあるけど、あらゆるエレクチオンをマシンガンのようにたたき込まれると
笑い死にしてしまいそうになる。(しかも、この回がイベントで一番まっとうだった)

次が確か新田五郎さんと鶴岡法齋さん。
どちらも、ネイキッドで笑わせてくれる2人。
新田さんの出してきた、村生ミオのお色気料理漫画は多分、料理+エロスという意味ではエイケンのうどんよりヒドいかもしれない(ほめ言葉)。
あと、「電光(イナズマ)! 武闘派倶楽部」は チャンピオンREDならリメイクがイケると思いますね。
伊藤体制のREDはああいうの好きそう。今の沢体制の週チャンだと、ちょっと空気が合わないかも。
ああ、でも戸田泰成クラスの絵柄の濃い反逆者が作画やらないと、掴みに失敗するかもなあ。
参考
http://picnic.to/~funuke/nitta/comic/batle.html#butohha

鶴岡さんはネイキッドでも紹介した水木しげるの「キンド・コング」や徳弘正也のデビュー作に加え、ケン・イシカワ魔夜峰央の異色すぎる作品を。
ホモをバカにされた忍者が延々とケン・イシカワチックに人を殺しまくる「伊賀淫花忍法帳」、早すぎた舞−乙HiMEサトケン版こと「邪神ハンター ピーチドラゴン」は大笑いしたけれど、今日の今日まで知らなかった自分のアンテナの弱さにがっくり。
それにしても、素で人としてどうにかしている漫画家は強い。
水木、徳弘、石川、魔夜といずれも大ヒットを飛ばしているが しょーもないものは本気で狂っていてアレだし(いい意味で)。
哲弘先生も早く、もっとあちこちから「あの人は素でおかしい」と言われるようにならないと(その感想はおかしい)。

でもって、ある意味目玉だったのが、その次に出たKRONOSさんがもってきた「ウルトラファイト」の紙芝居。
実はコミケで少しだけ見せてもらったのだが、怪獣登場→対決→勝利→そこへまた新しい怪獣が→対決→勝利→……というループさは、「ケンカわんこそばの論理」を越えた、刃森尊の漫画かよといいたくなるようなテンポ。いや、紙芝居でガキの目を引くためにはそういのがいいのだが。マガジンのループも一見さん向けのプログラムムービーなそれだろうし。
絵は昔風だけど、しっかりしたもので、その一部は唐沢なをき先生の「パチモン大王」で取り上げられていた
パチモンエレキングの原画らしい。手癖の悪いマニアに目をつけられませんように。

ラストは江戸栖方さんによる漫画100本ノック。
鶴岡さんに「普通にキモい」と評されたけど、なんていうか、コレクションの幅がハンパない。
大半は出落ちだけど、表紙だけで笑いがとれるものばかり。
すでにこの頃には、こちらの脳がどうにかしていたのでなんかただひたすら笑っていた気がする。

ま、そんなこんなで楽しいイベントでした。
そしてネタ漫画愛好家として、己の薄さに恥じ入った次第。