渡辺和博
http://www.asahi.com/obituaries/update/0206/002.html
ベストセラー「金魂巻」で知られるイラストレーターの渡辺和博(わたなべ・かずひろ)さんが6日未明、肝臓がんで死去した。56歳だった。通夜は9日午後6時、葬儀は10日午前11時から東京都新宿区須賀町14の1の四谷たちばな会館で。喪主は妻規子(のりこ)さん。
84年の「金魂巻」は職業別に金持ちと貧乏人を「マル金、マルビ」に分けて評した。この呼称は第1回流行語大賞になった。「週刊朝日」で連載中の嵐山光三郎さんのコラム「コンセント抜いたか」でイラストを担当していた。
マル金、マルビ……総中流と言われていたバブル期にも、格差はあったんだなと
今になって、やっと気づく。むしろ、あの頃はその装丁やイラスト、文体から
軽薄な本だと思っていたが(いや、それでいいのかもしれないが)
金持ち父さん〜とかより、身に染みる。
彼が編集長だった頃のガロは、なんか「アングラだけどオシャレ」で
今のサブカルくんたちが読んだら、あこがれてしまうんでないかな?
にしても、ガンであることはすでに知ってての死か……
http://www.sueiakira.com/meet/3.html
末井さんとの対談を、今読み返すとなんかしんみりする。
合掌。