言い逃げしようとしては誰かに叱られる日記inはてなブログ

旧はてなダイアリーからのインポートです。こちらの更新はあまりないとは思います。

まずは売れないといかんという世界

なにやら、週刊少年チャンピオンの巻末に載っていた
松山せいじのコメントのことで、どこかがヒートしているらしい。
なんか「萌え嫌いの人がピーピー言っても市場は萌えを選んだ」みたいな内容だったらしく
それに対して反発しているらしい。



しかし、なんだかんだいって、『エイケン』も『ゾクセイ』も重版が何度もかかっているのは事実。
この事実は受け入れないと、いかんと思うのですよ。
「自分に合わないもの」が「売れている」ことを認めたくないというのは
人である限り、避けられないものであるが(その結果、代理店陰謀論や大手サイト陰謀論になるのは下の下)。


でまた、「俺は面白いと思う」が「売れない」ものを語るというのは
麻薬的な愉しみがあるのです。ひらたく言えば、選民思想ですからね。
だから、一部のMACユーザーとか、一部のアフタヌーン厨とか
一部の格闘技オタクとか、一部の4コマ原理主義者とかが
香ばしく暴れたりすると思うのです。


この心のバランスシートをどうするか、きっとみんな日々悩んでいるのでしょう。
ええ、今の自分がいらついていますから。


ああ、別に誰かをDISっているわけではないですよ。



なんなんですかね、このいらつきは。
自分の漫画が売れるためになにもせず、逆にブーブー文句ばかり言い
いざ、打ち切りになると編集部への陰謀論めいた非難しかしないという
マイナー好きとか濃いものが好きとか自称する、(一部の)オタクに嫌気がさしているのかもしれない。
かつての自分がそうだったから(なんだ、自分も中2病じゃん)。


多分、米澤嘉博の『売れるマンガ、記憶に残るマンガ』あたりに答えはあると思うんだけど、
まだ読んでないからなあ。