コミケからのお知らせ
例のワンフェスでのエスカレーター事故、そして絶えることのないバカによる脅迫。
その結果、今年の夏コミはこんなことになりました。
http://www.comiket.co.jp/info-a/C74/C74Oshirase.html
引用
【緊急告知その1】参加者の手荷物確認等のお願い
<協力のお願い>
今回のコミックマーケット74において、危険物の持ち込みを防ぐため、参加者の手荷物確認を行うことになりました。法律・条例に違反するもの、コミックマーケットのルールに基づく持込禁止物は、持ち込みできません。準備会スタッフ・警備員による確認にご協力をお願いします。なお、持ち込み禁止物については、「コミックマーケット74カタログ」8ページを参照下さい。違反した場合、該当する物品などは没収し、以後返却には応じません。没収に応じていただけない場合、入場をお断りさせていただきます(諸注意部分については、ネット上からも参照可能です)。
手荷物確認に併せて、警備体制も強化されています。不審人物や不審物についてお気づきの点があれば、些細な内容でも構いませんので、お近くの準備会スタッフまでお声をおかけ下さい。
<手荷物確認実施の経緯と説明>
7月以来ネット等でのコミックマーケットへの脅迫行為が複数ありました。加えて、昨今の様々な事案がある状況において、当局より手荷物確認の実施について強い指導があり、残念ながらこのような対応を取らざる得ない事態となってしまいました。これまで、準備会は「参加者は全て平等であり、可能な限り誰でも受け容れる自由な表現の場」として、コミックマーケットを運営してきました。参加者の安全を確保した上で、参加者の自主性を尊重したできる限り規制の少ない形での開催に努めてきました。したがって、今回の対応については、参加者の安全確保・コミケット開催の継続のためには必要な措置と考えておりますが、本当に残念でなりません。
コミックマーケットのサークル参加申込書セット内の「コミケット・マニュアル」2ページの「コミケットの理念と目的」のおいて、以下の記述があります。
「(前略)コミケットに参加の意思を持つサークル、人全てを容認し、受け入れていくよう努力しなければなりません。物理的限界へ挑戦する意志を準備会は持つことになります。(但し、他人に迷惑をかけたり、妨害、場の運営に支障をきたすような意図を持っての参加はお断りします。)」
過去、2000年に開催された「リゾコミin沖縄コミケットスペシャル3」において、開催を妨害する行為を行った人間が主催するサークルの参加を、お断りしたことがあります。物理的な理由以外でサークル参加をお断りしたのがこのときが初めてで、準備会としては大きな決断でした。そして、今回、このような事態を引き起こすきっかけとなった行為を行った者に対しては、毅然とした対応を取ることになるでしょう。準備会にとって再び大きな決断を下すことになります。参加者の皆さんのご理解をいただけるようお願いいたします。
【緊急告知その2】開催期間中の一部エスカレータ運用停止のお知らせ
8月4日に東京ビッグサイトにて発生したエスカレータ事故に関連して、会場より、以下のエスカレータについては、コミックマーケット開催期間中の運用を停止する旨の連絡がありました。
西ES3号機(通称:西展示場1−4エスカレータ)
会議棟ES4号機(通称:会議棟3−6エスカレータ)
コミックマーケットは、来場者数が非常に多いため、従前より、他イベントよりもエスカレータの運用に係わる安全対策に留意して参りました。今回につきましても、事故のないように運用していきます。
<上記エスカレータ運用停止の影響>
西ES3号機につきましては、そもそもコミケットにおいては、開場時から参加者数の一段落する昼頃までは導線として利用しておりませんでしたので、停止における影響は軽微です。
会議棟ES4号機につきましては、今回よりコミケット側が男子更衣室、会場側が有料休憩室として運用する会議棟6Fへの主導線として利用する予定でした。これらについては、会議棟エレベータを主導線に変更する予定です。
【情報伝達のお願い】
開催までの残り日数は非常に少ない状況です。また、「コミックマーケットカタログ」「コミケットプレス」といった準備会既存の紙メディアは今回既に発行済の状況であり、これらを利用した情報伝達はできません。つきましては、皆さんには本情報の紹介をお願いします。
同人作家も買い専も転売ヤーも、みんな参加者。
この「場」を失うことのないよう、心がけて欲しい。
コミケは本当に、代わりを用意できないんだからさ。
規模といい、寛容さといい、あれに取って代われるものはないしょ?
自分を含めて、今の立場は「砂上の楼閣」だということを自覚しよう。
ストリートビュー
あちこちで「はた迷惑」という声が上がっているし、自分も「これはどうよ(否定的な意味で)」という気がするのだが、
とりあえず、はてなが対応してしまったというので1回だけ使ってみよう。
巡視船「えさん」が停泊していたので、ちょいと。
護衛艦や軍艦(同義語)よりも、巡視船が好きなんだけど、他の都市のストリートビューでは船とか確認できなかった。
小樽という小さな町ならではの光景というかストリートビューかもしれない。
いつもはバーで閉鎖されているようなところも映っていたなあ。
小樽港って、ロシアの船が定期的に入ってからあちこち閉鎖されているからなあ。
と書いたのに、なぜかエントリーに画面が出てない。
ストリートビューのサーバーの関係かしら。
と思ったら、他の日記も再読込したら画像が出ない。
……仕様?
かと思ってしばらくすると、また画像が出るし。
うーん、よく分からないです。
それにしても、なんで小樽が今回チョイスされたのだろうか。
スタッフが観光がてら来たのかな。
まあ、札幌・小樽・函館というのは道南〜道央の観光スポットの定番ではあるが。
しかし、これを見た内地の人たちが「小樽運河しょぼ!」と思ったらどうしよう。
それはちょっと心配。
入れ込みすぎたファンのアレ
赤塚不二夫先生の死は、重ね重ね残念だった。
ずっと眠り続けていたことを、武居記者の本で知って以来、もう一度目を覚まして欲しい。
そう思っていたので。
まあ、奥さんが先に亡くなっていたと知ったら落ちこんで悲しんだまま
また眠りについてしまったかもしれないが。
それよりも残念なのは、赤塚先生の死にかこつけて
自分こそが赤塚の理解者だと振る舞って、関係者にケンカを売る人たち。
密林のレビューとか、長谷先生のブログとか、壷のスレとか……。
思い入れ、大いに結構。
しかし、我こそが正義みたいなツラをされると苦笑せざるを得ない。
以て他山の石としよう。
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彼女なんか、もうできないだろうけれど
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
と、それに関するエントリーを読んで、色々とアレな気持ちになる。
とりあえず、ありえないけれど、絶望しているけれど
非オタの彼女ができたら「チャージマン研!」をまず見せることにします。
それでどうなろうと知ったことか。
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経済水炊き
日曜日、都心に出ようと思ったがその前に図書館によってリサイクル図書を物色する。
何か面白いものがないかと物色したら 主婦の友社から出ていた「新しい味覚の日本料理300種」というものがあった。
昭和32年8月5日が初版で、手に入れた本は昭和38年11月5日の54版。
おー、俺の誕生日と1日違い(意味がない)。
ていうか、東京オリンピックより前の本ですわ。
各料理の食材や調味料が全部5人前というのに、まず時代を感じる。
この時代は核家族化があまり進んでいなかったのだろう、きっと。
子供は複数、祖父母も同居というのが当たり前の時代。
一人前の値段も載っているのが、なんとなく主婦の友っぽい。
松茸の土瓶蒸しは1人前50円換算……
他の料理に比べれば、高いといえば高いのだが、それでも今の目から見ると安い。
ちなみに、おなますは1人前10円。
この中で、とりわけツボに入ったのは「経済水炊き」という鍋物。
経済水炊き?
高野三郎という作家の妻である、高野千代が執筆者になっている。
*1
基本コンセプトは、鶏肉を節約して、その分野菜をたくさん食べようというもの。
材料は例によって5人前。
骨付き鶏肉400ギラム、スープ用の鶏ガラ1羽分、馬鈴薯10個、玉ねぎ10個、ポンズ用橙1個。
まずは鶏ガラで濃いめのスープを取り、そこに馬鈴薯と玉ねぎを丸のまま煮込む。
まあ、皮は当然剥いているのだろうが。
野菜が煮えたら、鶏肉を入れて調味料は入れずにコトコトと煮る。
鶏皮が柔らかく煮えて、膠質(今でいうコラーゲン)によって汁にとろみがついたら鍋を食卓に。
橙の絞り汁と醤油を半々に合わせたポンズでいただく。
一通り食べたら、うどんや餅を入れて煮てもいいとのこと。思わずおかわりしたくなるらしい。
……ニンジンとカレー粉を入れたら……カレーになりますねえ、このお鍋。
いやまあ、カレー粉はいつでも最強ですけど。闇鍋完食には必須ですし(byきゆづきさとこ)。
まあ時代が時代だからというのもあるが、経済水炊きというフレーズには久しぶりに吹いた。
まあ確かにジャガイモと玉ねぎは野菜としては安定して安いというイメージがありますし。
(ジャガイモ不作でポテチがピンチというのもよく聞きましたけど)
これは一度、試してみたい。そんな気がする。
鶏ガラからのスープはめんどくさいのでスープの素でごまかしてしまいそうだが。
追記
調べてみたら、高野家は高野三郎氏が保証人になっていた会社の倒産によって貧乏になったらしい。
こういう料理が生まれるのも、ある意味自然なことなのかもしれない。