言い逃げしようとしては誰かに叱られる日記inはてなブログ

旧はてなダイアリーからのインポートです。こちらの更新はあまりないとは思います。

きゆづきさとこの単行本の値段

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20061227
ブクマでやってもいいんだけど

あと、id:FFTHさんが他のもコミックス高いよと書いていたけど、他の芳文社のコミックスでもこんなに20ページ近くもカラーがあるの? これだけカラーページがあったらかなりコストは違うので、やはり割安感はあるんじゃないだろうか

同レーベルから出ている他のコミックの場合、巻頭描き下ろしの数ページがフルカラーで
あとは白黒(雑誌掲載時ではカラーだったのはグレースケール)ですね。
中には竹本泉海藍みたいに、わざわざ白黒原稿にする人もいますけど。
あと、KRコミックス以外はせいぜいキャラ紹介1Pくらいです。
KRコミックスの高さはファンの間でも結構不満があったりしますが
売店やコンビニにも置いてもそこそこ売れる非萌え系4コマ漫画誌と違い、
オタク層(しかも萌え+4コマが好き)しか相手できない狭いターゲットなので、
ああせざるを得ないのでしょう。これは又聞きの又聞きなので、ウソかもしれないけれど。


で、「GA」の単行本についてですけど、カラーが多いから割安感……そういう見方もあるのですね。
ジャンルの違う人の視点はやはり新鮮かつ重要です、はい。

個人的な見解でいうと、あれはああせざるを得ないんだと思います。
制作費をケチって、カラーをグレースケールにするよりも
多少制作費がかかっても、雑誌でカラーだった原稿をカラーのまま生かす方が
中長期的に見て利益になる、そういう漫画だからです。
色彩が作中のギャグやストーリーの重要な軸になっているのに、それをグレースケールにしたら
固定客である、まんがタイムきらら読者にそっぽを向かれるでしょう。
(ていうか、読めば分かるけれどGAは白黒にしたら成立しない話ばかりです。特に初期は)
きゆづきさとこの色彩感覚は4コマオタク以外にも受け入れられるだろうという
読みもあったのかもしれません(もちろん、これは妄想です)。
あと、儲け云々以前に担当編集者が、きゆづきさとこのカラーに惚れ込んでいたのかもしれないですね。

それでも、コアなファンはまだ不満があったりするものです。
なにせ、最初に載っていた「COMICぎゅっと!」では普通4色刷りのところを
5色刷りにしていたらしいですから。