言い逃げしようとしては誰かに叱られる日記inはてなブログ

旧はてなダイアリーからのインポートです。こちらの更新はあまりないとは思います。

4コマ誌からいなくなった4コマ漫画家はどこに?

4コマ漫画誌に連載している漫画家は、他のジャンルより入れ替わりが激しくなさそうに見える。
特に、その場限りの読み捨てとして読んでいる人にとってはそうだろう。
だが、雑誌を定期購読しているとそうでもないことが分かる。
時代によって、割と淘汰されている。
最近では、なりゆきわかこが自身のブログで、なぜ竹書房の連載が終わったか書いていた。
あれを読んだときは「ああ、これが時代の波か」と思いつつ、窃なくなった。


一般の4コマ誌を去った漫画家の中は、実話投稿4コマ誌に転身する人も少なくない。
でも、そこにも姿を見かけない世代もある。
スポーツ4コマ誌全盛の80年代末期から90年代初頭あたりに活躍していた人はそうそう見かけない。
芳文社が、あさかぜ君の増刊を出さなくなってから、ゴッソリと見かけなくなった。
高橋さとるのように、猫系+インディー(と言っていいのだろうか)に大きく転身する人もいるが、あれはレアすぎるような気がする。


オヤジ系劇画誌、ここは割と昔の4コマ漫画家が現役で活躍していることが多い。
かつて、竹系4コマ誌のエース格だった芳井一味が、プレイコミックで描いていたのを知ったときは驚いた。
また、漫画ゴラク神保あつし「フィーバー課長」は2ちゃんねるゴラクスレでなぜか好評だったりする。
*1


活字週刊誌でも、この世代を見かけることが多い。原稿料の単価は4コマ誌と比べてどっちが上なのか、現場の人ではないので分からないが、4コマ誌は安いというのが世間の評判なので、それなりに食えてたりするのだろう、きっと。


スポーツ新聞の4コマも、旧世代4コマ漫画家が多い。元々、スポーツ4コマ誌は新聞4コマの延長みたいなところがあったので、適任……というか、最初はこうした新聞から4コマ誌に……というケースが多かったはず。大人漫画世代の漫画家が亡くなるなどすれば、こうした世代が今以上に一般の新聞に進出することも多くなるだろう。(こうますうは大人漫画世代と4コマ誌4コマ漫画家世代のどっちだろう)
更新が止まっているが、こういうサイトもあった。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~shinbun/index.html


問題は……雑誌のカットとか企業向けパンフレットのイラストとかが中心になっている人。
これは今どうしているかとかがよく分からない。
浜本ひろしが「まるはま」と改名し、イラスト中心にやっているのは分かっている。中西裕が「中西ヒロシ」と改名して、似顔絵イラストとか多くやっているのも分かるのだが……。自分のHPを持っている人は割と見つかるんだけどなあ。



漫画家以外のマスコミ関係がメインになっている人……はレア中のレアだなあ。と言っても思いつくのは、やくみつると笑太郎くらいだけど。あんまし嬉しくないな。


と思って、笑太郎がやっていたエロHPはどうなっているんだろうと検索してみたら、いつのまにか無くなっていた。あまり見たくないインディーズ系AVばかり作っていたみたいだけど、今はどうしているんだろう。生きているのかな?

*1:まあ、芳井一味はみこすり半でもかつて連載していたらしいけど。